旧吉田邸(大磯)
2018年5月28日
こんにちは。営業の橋爪です。
先日、大磯にある旧吉田邸に行ってきました。
吉田茂は、戦後内閣総理大臣を務めた政治家で、サンフランシスコ講和条約の締結を実現し、日本の国際社会への復帰を果たすなど戦後の日本社会のあり方を決定するうえで、重要な役割を果たしたといわれています。
旧吉田邸は、吉田茂が昭和19年頃から、その生涯を閉じる昭和42年までを過ごした邸宅です。
政界引退後も多くの政治家が訪れ、また、元西独首相アデナウアー氏や、当時の皇太子殿下(今上天皇)と同妃殿下などの国内外の要人が招かれたそうです。
残念なことに、平成21年3月に一部の建造物を除いて火災で焼失してしましましたが、近代政治史の歴史文化遺産として価値の高さから、神奈川県と大磯町により再建計画が立てられ、平成17年3月再建が完了しました。
庭園は、それほど広いものではありませんが、隣接の大磯城山公園も併せれば軽めの散策には程よい広さです。
また、邸宅内も有料ですが、見学することができます。
庭園入口の「兜門」
サンフランシスコ講和条約締結を記念して建てられたため、別名「講和条約門」とも言われるそうです。
この内門は、幸いなことに消失を免れました。
バラ園
吉田茂が人一倍好んだバラが植えられています。
日本庭園内に再建された旧吉田邸
庭園の中心となる心字池を邸宅の正面に配置した、池泉回遊式の庭園
邸宅内からの展望
1階の窓からは庭園の木々が、2階からは相模湾と遠くに富士山が展望できます。
敷地内に佇む吉田茂の像
隣接の大磯城山公園展望台からの眺め
遠くに伊豆半島、相模湾、富士山が展望できます。
訪れた日が運良く快晴だったこともあり、とても綺麗な風景を堪能できました。
庭園は、四季折々の姿を見せるそうなので、また秋の天気の良い日にでも散策にいきたいです。